2014年7月24日木曜日

ボールの置き場所

ゴルフスイングのボールの置き場所はボールを中心にして自分が動いてセットするか、逆に自分を固定してボールを動かしてセットするかの差です。多分にプレーヤー自身の性格やフィーリングが影響するのですが、自分に良い方法をとるべきです。ただ、双方の構えたときの感じはかなり違います。左足カカト線上にセットした場合は飛球線方向に振り抜きやすく、目標を意識しながらインパクトの前後を直線的に振り抜いていくスインガータイプの人に向いているうえ、特にショートアイアンのように方向重視のケースに最適でしょう。ただし、大前提である両肩のラインを、飛球線と平行にセットすることが難しくなる欠点があり、常に気をつかいます。
一方ボールを右に移動する場合は、両肩・腰・膝のラインを飛球線と平行に保って構えるのに好都合です。またアイアンショットで、打ち込みを強くしてターフを取ってスピンをかけていくヒッタータイプの人に向いています。もっとも、後に述べるように、短いクラブでボールを右に寄せ過ぎると、窮屈で回転軸が左に倒れやすくなり、ダフリやトップの原因にもなりかねませんから注意が必要です。
いずれにしろ、それぞれにメリット、デメリットがありますので、好みできめれば良いと思います。もちろん二つの方法をクラブの長短で併用している人もたくさんいます。
なお、クラブメーカーの人から小耳にはさんだ話ですが、「クラブ設計の基本コンセプトでは、クラブが短くなるにつれてボールを右に移動させることが前提になっている」とのことです。

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